発熱等の患者様へのお願い
昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大および今後のインフルエンザ感染症流行を受けて、今後、発熱、咳、倦怠感、急に発症した嗅覚及び味覚障害の患者様につきましては、他の患者様との接触をできるだけ避けるため、あらかじめ電話による連絡をお願いいたします。
電話による簡単な問診で、必要と考えられる患者様には車内でお待ちいただきます。診察の順番になりましたら連絡をいたしますので、職員玄関からご案内するか検査が必要な場合にはこちらからお車まで検査に伺うこともあります。
お車でいらしてない方は待合室とは別の部屋でお待ちいただき、そこで診察と検査を行い、その場で会計をいたします。会計が終わりましたら結果にもよりますが職員玄関から出ていただくことも考えられます。
一般の患者様には現在も待ち時間でご不便をおかけすることがありますが、以上のような理由で順番が前後する可能性があることをご承知おきください。
当院は感染予防のためのガイドラインにのっとり、皆様にご心配をかけない診療を今後も務めていきます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
新型コロナウイルスの抗体検査を行っています。
咳や熱が続いているけれどもPCR検査の適応はなく、しかし新型コロナにかかったのではないかと心配な方に役立ちます。
新型コロナウイルスの検査には現在行われているPCR検査、抗原検査があります。これらは鼻やのどに現在ウイルスが存在しているかどうかを見るための検査です。
一方抗体検査のほうは、体に細菌やウイルスが入ったときに侵入した微生物を攻撃する抗体ができます。この抗体があると、そのウイルスが再び体に入ったときに再度発症するのを抑えます。
例えば風疹抗体検査では抗体の存在があればもう罹患の心配がないのでワクチン接種をする必要はありませんが、抗体ができていない場合は感染する可能性があるのでワクチンを接種するといった具合です。
新型コロナウイルスでは、感染しても軽い症状で収まる方や、症状が出ない例も多いとされています。マドンナが、抗体検査で抗体が検出されたのでもう大丈夫と発言しているのを知っている方も多いですね。
新型コロナウイルスの場合は一度PCR検査で陰性になっても再度陽性になる場合もありますし、長期間ウイルスを排出する場合もあるようなので、麻疹や風疹と同じように考えるわけにはいきませんが、少なくともIgA抗体があれば最近感染していることが、IgG抗体があれば過去に感染したけれども、もう治っていることがわかります。
現在の新型コロナウイルス流行に対する戦略としてはワクチンができるまで、治療可能な範囲内の人数に発症者を抑えるというものです。集団の6割以上の人が抗体を持てば流行は抑えられると考えられています。
現在、国は献血の血液を用いて抗体検査を行っていますが、結果については教えてもらえません。当院ではアメリカのALFA SCIENTIFIC DESIGNS社製のキットを用いて抗体検査を行うことにしました。職員の検査のためにキットを購入しましたので、検査をできる人数には限りがあります。 もし興味がありましたら職員にお尋ねください。